履歴書にフリーランスの仕事を記載する方法とは

履歴書を書くことは難しく、記載の際には気をつけるべきことがたくさんあります。

例えば…

• 1ページでもいいのか、2ページがいいのか
• 送付状は必要なのか
• 職歴を書けば十分なのか、それともスキルも一緒に書いた方がいいのか
• 履歴書を読む相手は人か、ソフト（応募者追跡システムなど）なのか

フリーランスや自営業の経歴が長い人にとっては、履歴書にフリーランスの仕事を記載するかどうか、記載する場合はどのように記載するかに直面する可能性があります。

結論から言うと、まず、フリーランスの人は履歴書にフリーランスの経験を記載すべきです。「履歴書にどのように記載するか」の答えは、このまま読み進めてください。

この記事では、履歴書にフリーランスとして働いた経験を記載する方法を、注意点も含め具体的に説明します。新しいクライアントの獲得や企業への就職するために、必要なヒントをご紹介します。
また、活用しやすいテンプレートへのリンクも用意していますので参考にしてみてください。

履歴書にフリーランスの仕事を記載すべき理由

履歴書にフリーランスの仕事を記載する理由は簡単で、フリーランスの仕事も実績として換算されるからです。実務に限らず、税金や時間管理、個人的な営業やマーケティングからブランディングまで、さまざまなことに取り組んでいます。つまり、フリーランスという働き方自体が、大きなセールスポイントになるのです。

一方で、経験が少ないと職歴に空白ができ、フリーランスとして主張すべきスキルを述べる機会が少なくなってしまうといったデメリットもあります。副業としてフリーランスの仕事をしてる場合には、採用担当者には以下の3つのことをアピールしてみてください。

1. あなたが仕事で多くのチャンスをつかんでいるということ
2. 本業以外で身につけたスキル
3. 副業でキャリアアップや収入アップ／人財育成の機会の習得／意欲と粘り強さがある

フリーランスとして働いた経歴と共に、これらをアピールすることが効果的です。

履歴書にフリーランスの仕事を記載する際の注意点

履歴書にフリーランスの仕事を記載する際のポイントをご紹介します。フリーランスとして新規の仕事を受ける際や、転職で就職活動をする際にもご活用いただける記載方法をご紹介します。

経験した仕事に合った職種を用いる

職種の書き方は、企業で働く場合にどのような肩書きになるか想像してみてください。その職種に「フリーランス」「コンサルタント」などを加えることで、自営業の職歴に適切な権威を与え、不正のリスクを回避することにも繋がります。

フリーランスとして複数の異なる仕事をしてきた場合は、小見出しに分けるか、すべての肩書きを一度リストアップし、まとめて記載することも可能です。履歴書に記載できる枠の広さに合わせて、記載方法を工夫してみてください。経験が少ない場合は分割して記載し、多い場合は凝縮して間延びしない書き方を工夫することがポイントです。

会社名を適宜入れ込む

フリーランスの経歴を書く欄には、必ず会社名を記載してください。何ヶ月、何年と長期にわたり働いた場合は、職歴を分けて記載することがおすすめです。

実施した案件や提供したサービスの概要を記載する

肩書きや会社名などの一般的な概要に加えて、どのような仕事をしたのかもきちんとまとめ、記載してください。同じような肩書きを持つフリーランスでも、職務経歴書を受け取る企業の社内の方とは異なる仕事をするケースも多いので、特に重要なポイントとなります。また、使えるソフトやスキルなど、採用担当者の興味を引くような内容も書いておくと目を引きやすくなります。

特筆すべき業績や顧客情報は強調して書く

大きなプロジェクトに携わったり大きな実績があったりする場合は、履歴書にも記載してみてください。また、長期的に取り引きをしている取引先については、特筆として独自の段落に取引先名を記載することがおすすめです。

履歴書にフリーランスの仕事を記載する際の注意点

履歴書へのフリーランスの経歴の記載は、慎重に行ってください。履歴書は、自分の価値を採用担当者に伝えるチャンスなので、記載する際には価値を十分に高められるように注意する必要があります。ここではよくあるケースを想定しながら、やるべきこと、やるべきではないことを確認してください。

担当したクライアントを記載する場合

【記載すべきこと】継続的に仕事をしたクライアントや、数ヶ月から数年にわたる大規模なプロジェクトを担当したクライアントについては、会社名を記載し、名前、日付、場所など、関連する情報についてもすべて記載することがおすすめです。

【記載すべきではないこと】クライアントの機密情報は含めないこと。信頼を損ねないためにも必要なことであり、また、法的な問題につながる危険性があります。

実施した案件を記載する場合

【記載すべきこと】実施した案件の中でも、自分の関わった業務を強調してください。ここで学んだスキルや使用したツールについても含めると効果的です。案件を分かりやすく説明するためにも、ポートフォリオがある場合はリンクを記載することがおすすめです。

【記載すべきではないこと】不必要な詳細の記載や、嘘をつくことはやるべきではありません。 小さな案件を誇張表現することもやるべきではないので注意が必要です。履歴書は単なる要約なので、難しい言葉を使ったり、すべての内容を羅列したりすることも避けるように心がけてください。

達成したことで得た結果を記載する場合

【記載すべきこと】あなたがクライアントにどれだけ貢献したかを説明してください。クライアントの使命をどのように守り、結果を残したかを示すことが大切です。可能な限り、案件で得たスキルや価値を証明できる測定可能な結果を提供してください。

【記載すべきではないこと】報酬額は得た結果として共有しないでください。また、あまりに小さな案件についても含めないような注意も必要です。記載する案件の内容は、なるべくすべての詳細を示すことを忘れないでください。フリーランスの職歴を目立たせる機会として役立てることが履歴書に記載する一番の目的になります。

まとめ：あなたの価値を高めるために履歴書にフリーランスの仕事を記載しましょう

フリーランスの仕事も立派な仕事なので、履歴書には記載すべきです。履歴書にフリーランスの仕事を記載する方法は、一般的に悩みの種になりがちですがその心配はありません。自分の価値を高められる職歴を履歴書に記載して、それ以外の内容は記載しないことが一番良い方法です。

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