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特定記録郵便とは?料金や出し方、簡易書留との違いを徹底解説!

特定記録郵便とは?料金や出し方、簡易書留との違いを徹底解説!

「特定記録郵便って何?」「簡易書留との違いは?」「料金と出し方は?」というお悩みをお持ちでしょうか?

今回の記事では、特定記録郵便について料金や出し方、簡易書留との違いまで解説していきます。大切な郵便物・重要な書類やはがきを送りたい方はぜひご参考ください。

特定記録郵便とは

特定記録郵便とは、郵便局で郵便物を引き受けた時間と配達状況を記録する配達方法です。「発送した」という記録が残るため、大切な郵便物や重要な書類・はがきなどを郵送する際に便利です。

個人の場合はオークションの商品発送やクーリングオフによる契約解除通知のはがき、法人の場合は納品書や請求書などの送付や懸賞品・会員誌などの発送、お客さんからの書類の回収におすすめの配達方法の1つになります。

特定記録郵便を利用可能な郵送物一覧

特定記録郵便は下記の郵便物を郵送の際に利用できます。

  • 第一郵便物手紙
  • 第二種郵便物はがき
  • 第三種郵便物雑誌等の定期刊行物
  • 第四種郵便物学術刊行物等
  • ゆうメール
  • 心身障がい者用ゆうメール

また、配達日指定と速達のオプションも合わせて利用可能です。

料金

料金は郵送代に160円加算して利用できます。手紙やはがき、ゆうメールの料金は重さ・サイズによって変動しますが一律160円です。

例えば、はがきの場合、はがき代の63円と特定記録郵便の160円を足して223円になります。簡単な書類やチケットの場合、郵便料金の84円に特定記録郵便の160円を足した244円になります。

料金は、封筒に切手で貼っておいてもいいですし、郵便局で直接現金で払っても大丈夫です。

配達にかかる日数

特定記録郵便の配達は、早い場合は翌日配送で遠くても翌々日には配送されます。差出人と受取人の都道府県によって日数が変わるため、気になる方は日本郵便の公式サイトで確認できます。

なお、特定記録郵便は土日祝日の配達を行っていないため、それも考慮して計算しましょう。急いで送りたい場合は、配達日指定や速達などの別途オプションがあるため有効に利用しましょう。

特定記録郵便の割引制度

特定記録郵便には「単割300」という割引制度があり、下記の4つの条件を満たすと割引が利用できます。

  1. 同一差出人から郵便物またはゆうメールを同時に300通以上差し出し
  2. 料金別納・料金後納・料金計器別納のどれかでの支払い
  3. バーコードで郵便物等にお問い合わせ番号を表示
  4. 特定記録郵便の受領書を作成

以上の4つの条件となります。

なお、ゆうメールと郵便物の合算で300通以上になる場合は、割引の対象とならないため注意が必要です。(例:郵便物150通、ゆうメール150通の合わせて300通を同時に差し出す場合は割引対象外)

簡易書留との違い

簡易書留は特定記録郵便と比較的似ているサービスで、特定記録郵便と同様に郵便物の引き受けと配達状況を記録してくれる上、郵便物に5万円までの損害賠償保証がつく郵送方法です。

加えて、郵便届けへの配達ではなく手渡しによるサインが求められるので確実に郵送することができます。

特定記録郵便と簡易書留では、料金と配達方法に違いがあるため比較しながら解説していきます。

料金

郵送代に加えて以下の料金がかかります。

料金              
特定記録郵便160円
簡易書留320円

配達方法

配達方法の違いについては以下の表の通りです。

配達方法
特定記録郵便ポスト(郵便受け箱)へ配達受取人の受領印または署名なし郵便追跡サービスあり
簡易書留手渡し受取人の受領印または署名あり郵便追跡サービスあり

特定記録郵便のメリット

特定記録郵便のメリットを下記に紹介します。

  • 郵便物の郵送を記録できる
  • インターネットで配達状況を確認できる
  • ポストへ配達するため受け取りのサインが不要
  • 簡易書留より安い

それぞれ解説していきます。

郵便物の郵送を記録できる

特定記録郵便は、郵便局で郵便物を引き受けた時間と配達状況を記録できます。記録することにより差出人が郵送した証拠として残すことができるため、配達中に何かトラブルがあって届かなかった場合にも証明が可能です。

インターネットで配達状況を確認できる

特定記録郵便は配達完了メール通知サービスによってインターネットで配達状況を確認できます。発送後の郵便物を追跡することができるので、しっかり届くか不安な人は逐一確認できるため大変便利です。

ポストへ配達するため受け取りのサインが必要ない

特定記録郵便ではポストへの配達になるため、受取人の直接のサインは必要ありません。受取人が不在時でもポストへの配達となるので、再配達の心配もありません。ポストに入るサイズの郵便物であれば受取人にとっても便利でしょう。

簡易書留より安い

特定記録郵便(160円)は簡易書留(320円)よりも値段が安いです。記録は残したいが郵送費用を安く抑えたい場合は特定記録郵便の方がおすすめになります。

特定記録郵便の注意するポイント

特定記録郵便の注意するポイントは以下の通りです。

  • 手渡しの配達ではないため配達証明が不可能
  • 配達した正確な時間がわからない
  • 郵便物に対しての保証がない
  • 郵便物の盗難の可能性
  • 配達は土日祝日はない

それぞれ解説していきます。

手渡しの配達ではないため確実な配達証明が不可能

特定記録郵便は手渡しでの配達ではないので、確実な配達の証明をすることができません。確実に受け取ったかを確認したい場合は、簡易書留を利用しましょう。

配達した正確な時間がわからない

特定記録郵便は配達完了の記録を行うタイミングが配達員の裁量によるため、配達の正確な時間がわかりません。正確に把握したい場合は、配達員に直接電話して問い合わせるようにしましょう。

郵便物に対しての保証がない

特定記録郵便は万が一郵便物が紛失した場合でも、賠償金の保証はありません。よって保証が必要な場合は、郵便物に5万円までの損害賠償がつく簡易書留を利用しましょう。

郵便物の盗難の可能性

特定記録郵便は郵便受箱への投函のため、配達員が間違った場所に配達したり第三者に郵便物を盗難される可能性があります。

受取人に確実に配達したい場合は、直接受け取りの簡易書留を利用しましょう。

配達は土日出日はない

特定記録郵便は土日祝日の配達は行いません。簡易書留であれば土日出日の配達も行っているため、必要な場合は簡易書留を利用しましょう。

なお、配達日指定により土日祝を指定している場合や、速達を利用した場合は土日祝日の配達も可能です。

特定記録郵便の出し方(利用手順)

特定記録郵便の出し方を簡単3STEPの手順で解説していきます。

  1. 書留・特定記録郵便物等差出票に必要項目を記入して窓口に提出
  2. 引受の記録として受領票の控えをもらう
  3. 配達完了まで数日待つ

それぞれ解説していきます。

STEP1:書留・特定記録郵便物等差出票に必要項目を記入して窓口に提出

まず郵便局に、書留・特定記録郵便物等差出票という専用の書類があるので、差出人の住所・氏名と受取人の氏名などの必要項目を記入します。その後に郵便物と一緒に窓口へ提出します。この際、そのままポストに投函してしまうと引受の記録ができないため注意しましょう。

STEP2:引受の記録として受領票の控えをもらう

提出後に引受の記録として受領票の控えをもらいましょう。この控えはお問い合わせ番号などが記載されているため、配達状況を確認する際に必要になります。無くさないようしっかり保管しておきましょう。

STEP3:配達完了まで数日待つ

あとは配達完了まで数日待つだけです。心配な場合は、郵便追跡サービスで現在の配達状況を把握することができるので確認しましょう。配達完了のメッセージによりお届けが無事完了となります。

なお、控えに記載されている「引受番号」が、追跡サービスで配送状況を確認する際の番号になるので、事前に受取人の方にも伝えておきましょう。

まとめ

特定記録郵便は、郵便局で郵便物を引き受けた時間と配達状況を記録してくれる便利な配達方法です。チケットや重要な書類など、記録を残しておきたい書類などの配達の際には便利なサービスでしょう。

郵便物にトラブルがあった際の保証が必要な場合は、5万円までの損害保証がある簡易書留もおすすめです。それぞれの利用シーンに合わせて上手に使い分けていきましょう。

特定記録郵便は、重要な書類等を送付し、送付時間や受け取り時間などを記録するためのサービスですが、そのプロセスは場合によっては数日もかかります。

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